「自分の市場価値」という言葉は気持ち悪い!
このように感じている方もいるのではないでしょうか?
しかし、この考えは非常にもったいないです。
市場価値を高めれば、できることが増え、より高い難易度の仕事に挑戦でき仕事を楽しめるからです。
本記事では、まず市場価値という言葉を気持ち悪く感じる理由について考察します。
そして、市場価値の高い人と低い人の違いについて触れた上で、どうしたら市場価値を高められるかを書籍「転職の思考法」を参考に解説します。
市場価値という言葉は気持ち悪いのか?
「自分の市場価値」という言葉は気持ち悪いという意見。
おそらく、自分という人間に値段が付けられるから気持ち悪いと感じてしまうのだと思います。
人の価値はプライスレス!
しかし、勘違いしてはいけないのは、決してあなたの人間性・人格に値段を付けているというわけではないということです。
先ほども述べた通り、人の価値はプライスレスです。
そこに存在しているだけで大きな価値があります。
大切なのは、存在価値と市場価値をごちゃまぜにしてはいけないということです。
市場価値とは、もっとシンプルに自分の仕事のレベルだと捉えれば気持ち悪さは感じなくなるのではないでしょうか。
存在価値と市場価値は別物!
市場価値の高い人と低い人の違い
市場価値を仕事のレベルだと捉えれば、当然高い方が良いですよね。
この市場価値の高い人と低い人とでは何が違うのでしょうか?
市場価値は下記の3つの要素の掛け算で決まります。
- 技術資産
- 人的資産
- 業界の生産性(一人当たり)
この3つを用いて箱を描くことができます。
この箱が大きい人は市場価値が大きい人です。
逆に、箱が小さい人は市場価値が小さい人ということになります。
つまり、3つの要素を高めれば市場価値が上がるということです。
市場価値の高め方
ここでは、もう少し具体的にこの3つの要素についてと、どのような行動をして市場価値を高めていけばいいのかを自分の事例を出しつつ解説していきます。
技術資産
技術資産とは、価値ある技術をどれくらい持っているかのことで、専門性と経験でできています。
専門性とは簡単に言うと職種のことです。
経験とはいわゆるポータブルスキルで、職種に紐づかない技術です。
僕の場合だと、技術資産は下記の4点です。
- 接客販売
- 販売に関して保有している国家資格
- 店長(チームマネジメント)経験
- 今いる業界の経験
これらのうち専門性は下記2点。
- 接客販売
- 販売に関して保有している国家資格
経験は下記2点。
- 店長(チームマネジメント)経験
- 今いる業界の経験
大切なのは、若いうちに専門性を磨くことです。
なぜなら、専門性がある人に経験のチャンスが回ってくるからです。
専門性があったから店長経験ができている!
まずは自分が携わっていることを勉強して、誰にも負けないくらいの専門性を身につけましょう。
人的資産
人的資産は一言で言うと、人脈のことです。
社内に限った話であれば、技術資産を高めれば人的資産も高まっていきます。
実際、僕は店長になったことで関わる人が増えました。
しかし、ここで言う人的資産は会社を辞めても仕事をくれるような人脈です。
この人脈を広げるには、社内外問わず色々なコミュニティーに参加することが大切です。
僕はまだまだ人的資産は弱いと感じているので、オンラインサロンに参加したり、SNSを活用し始めました。
積極的に新しい人と会うことが大切!
業界の生産性
業界の生産性は、その業界の人間の平均一人当たりの粗利額のことです。
これは業界によって最大20倍の差があると言われています。
つまり、どれだけ頑張って働いても、場所を間違えると全然稼げないと言うことです。
また、生産性が低ければ給与が低かったり、長時間労働を誘発してしまいます。
その結果として、自己研鑽へお金や時間が投資できず、結果として市場価値を上げることが困難になってしまいます。
残酷な現実…
もちろん、今の業界の仕事が好きで働いているのであれば今のままでも良いと思います。
しかし、そうでなく現在衰退産業で働いているのであれば、転職も一つの選択肢に入れるべきです。
また、現在衰退産業で働いていなくても変化の激しい時代なのでいつマーケットが縮小するかわかりません。
成長しているうちに、技術資産・人的資産を高めて、選択肢を増やすべきです。
現状維持は衰退!
今僕がいる業界はかろうじて右肩上がりです。
ただ、今後はおそらくさらに競争が激化すると思います。
今のうちに日々勉強です。
まとめ
「自分の市場価値」という言葉は気持ち悪い!と考えるのはもったいないです。
なぜなら、市場価値を高めれば仕事を楽しむことができるからです。
市場価値を高めるために下記3点を実施しましょう。
- 技術資産→勉強して専門性を身につける
- 人的資産→様々なコミュニティーに参加する
- 業界の生産性(一人当たり)→転職を検討する
この記事で、「気持ち悪い」というネガティブが「楽しい」というポジティブに変われば幸いです。
今回のオススメの一冊
今回のオススメの一冊は北野唯我さんの「転職の思考法」です。
我々は資本主義社会の時代に生まれました。
どうしても競争を避けられません。
「私の年収は平均くらいかな…」
「私の市場価値よりあの人の市場価値の方が高そう…」
…
他者との比較にさらされる中で、存在価値と市場価値を同一視してしまうのも無理はありません。
ただ、前述の通り存在価値と市場価値はまったくの別物です。
市場価値は「仕事のレベル」くらいに捉えておけばOKです。
そして、レベルが上がればできる仕事の範囲も増えます。
TVゲームで使える技が増えて、より強い敵と戦えるようになったりすると楽しさが増しますよね?
仕事も同じで、自分のレベルが上がると楽しくなります。
書籍「転職の思考法」にはこのレベル(市場価値)について、今回記事で紹介したことをより詳しく解説しています。
また、市場価値の話以外にも、仕事の楽しみに対しての考え方などビジネスパーソンにとっては得るものが多く、転職を考えていない人にもオススメの本です。
話もストーリー仕立てになっていて読みやすく面白いです。
今まで、「自分の市場価値」という言葉は気持ち悪い!と考えていた方は、ぜひ「転職の思考法」を読んでみてください。
きっと今より仕事を楽しく感じることができるようになります。
こちらの作品はaudibleでも聴くことができます。
オーディオブックサービスに興味がある方はこちらもご覧ください。
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