【要約と感想】自分の中に毒を持て|岡本太郎

【要約と感想】自分の中に毒を持て|岡本太郎 人生

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このような人にオススメの本
  • 満たされてるはずなのに虚無感を感じている人
  • 人生の岐路に立っている人

この記事では「自分の中に毒を持て」の要約と感想を書いています。

感想を一言で言うと、「読んでいると力が湧いてくる本」でした。

taku
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次読む一冊選びの参考にしてください!

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「自分の中に毒を持て」の書籍情報(文庫本)

  • 著者:岡本太郎
  • 出版社:青春出版社
  • 発売日:2017/12/9
  • ページ数:256ページ
  • 累計50万部突破!

「自分の中に毒を持て」の要約

本書の一番のメッセージは「自分と戦い続ければ、充実した人生を生きれる」

4つの章を通じて、このメッセージを伝えています。

  1. 意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない
  2. 個性の出し方 薬になるか毒になるか
  3. 相手の中から引き出す自分 それが愛
  4. あなたは常識人間を捨てられるか

意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない

自分が本当にやりたいことをやるためには険しい道を進む必要があります。

しかし、失敗や傷つくことを恐れて、多くの人は安全な道を選んでしまいます。

例えば、

  • ミュージシャンになりたいけれど、狭き門だから諦めて就職しよう
  • 起業したいけれど、路頭に迷いたくないから今の会社に残ろう

このような選択をして人生後悔しないでしょうか?

岡本太郎さんは、自分の気持ちに嘘をついて安全な道を選ぶことは甘えであると喝破しています。

実際、自分で自分の可能性を殺した生き方のほうが楽です。

しかし、ほんとうの意味で生きていくには自分と戦っていかなければなりません。

大多数に流されることなく、たとえ険しくても自分が魅力を感じる道を進んだとき、人生は充実し始めて価値も出てきます。

大切なのは、上手くいかないことを面白いと感じ、結果にはこだわらないことです。

個性の出し方 薬になるか毒になるか

「出る杭は打たれる」

さし出たことをする者は、人から非難され、制裁を受ける

空気を読む文化の強い日本では、象徴されるようなことわざ。

確かに打たれたら痛いです。

しかし、何かに情熱を持って取り組んでいたら出る杭のように飛び出してしまうもの。

taku
taku

それが個性!

打たれる痛みが生きる実感を与えてくれます。

大切なのは、出る杭には誰でもなれるということです。

やるかやらないかは自分次第。

相手の中から引き出す自分 それが愛

型にハマってしまったら、人生はつまらなくなってしまいます。

例えば、

  • 男女の関係で言えば、結婚して子供ができると男は父、女は母という型
  • 親子の関係で言えば、自分の親だから、自分の子供だから大切にするという型

無難な選択は空しさを生み出します。

枠にとらわれず、

  • もっと無条件に男と女としてのお互いを思う気持ち
  • 自分の親や子だけでなく、世界中の人々を自分の親や子だと考え、人々を大切にする気持ち

純粋でおおらかな気持ちを持つことが大切です。

それは、きびしく自分を追求していくことを意味します。

しかし、この厳しさこそが生きる歓喜を生み出してくれるのです。

あなたは常識人間を捨てられるか

  • 「良い大学に行って、良い会社に就職しないと」
  • 「給料や福利厚生の良い企業に入社できれば安心だ」

少し古い常識かもしれませんが、まだまだ根付いている価値観です。

本当に良い大学や会社に行ければ、良い給料や福利厚生があれば人生は充実するのでしょうか?

世間の常識にとらわれて、自分の気持ちを裏切っていては人生に充実感は生まれません。

生きるということは本来、無目的・無条件であるもの。

重要なのは、瞬間瞬間の自分の情熱を大切にすることなのです。

「自分の中に毒を持て」の感想

「自分の中に毒を持て」の個人的ポイントを2点紹介します。

  • 人間は相対的でなく絶対的存在
  • 虚無感の正体は安定

人間は相対的でなく絶対的存在

他人に対して自分がどうであるか、つまり、他人は自分のことをどう見ているかなんてことを気にしていたら、絶対的な自分というものはなくなってしまう。

「自分の中に毒を持て」 岡本太郎

大人になるにつれて、周りの目が気になってくるようになります。

しかし、他人と比べているということは他人の人生を生きていることになってしまいます。

人間は絶対的存在。

他人に何と言われようとも自分の気持ちに素直になることが、自分の人生を生きることであると感じました。

taku
taku

不格好でも構わない!

他人と比較してしまうのは、書籍「嫌われる勇気」の「劣等コンプレックス」に通ずるところがあります。

嫌われる勇気については、【「嫌われる勇気」が気になっている人へ】どんな人にオススメかと感想を参考にしてください。

虚無感の正体は安定

死を畏れて引っ込んでしまっては、生きがいはなくなる。今日はほとんどの人が、その純粋な生と死の問題を回避してしまっている。だから虚脱状態になっているのだ。

「自分の中に毒を持て」 岡本太郎

死ぬのもよし、生きるもよし。ただし、その瞬間にベストをつくすことだ。現在に、強烈にひらくべきだ。未練がましくある必要はないのだ。

「自分の中に毒を持て」 岡本太郎

安定していることは、確かに生きることが保障されています。

しかし、安定が目的になってしまうと心にポッカリと穴が空いたような感覚に。

taku
taku

実際、私がそうでした……

安定に甘えている以上、虚無感は払拭できません。

失敗するかもと未来のことは考えず、気になることがあったらすぐに挑戦しろ!と岡本太郎さんに後押しされるように感じ、勇気がもらえます。

その瞬間にベストをつくすというのも、書籍「嫌われる勇気」の「いま、ここを真剣に生きる」に通ずるところがあります。

嫌われる勇気については、【「嫌われる勇気」が気になっている人へ】どんな人にオススメかと感想を参考にしてください。

まとめ

「自分の中に毒を持て」の要約と感想でした。

虚無感を無くすためには、安定を捨て挑戦しなければなりません。

また、人生の岐路に立ち、自分の気持ちに正直になるときも同様です。

そのようなときに、「自分の中に毒を持て」を読むと力が湧いて、前へ進むことできるようになります。

岡本太郎さんに背中を押してもらいたい人はぜひ読んでみてください。

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