この記事では「知識を操る超読書術」の要約と感想を書いています。
感想を一言で言うと、「正しい読書術を知ることができ、読書の質を高める方法がわかる本」でした。
次読む一冊選びの参考にしてください!
「知識を操る超読書術」の書籍情報
- 著者:メンタリストDaiGo
- 出版社:かんき出版
- 発売日:2019/11/20
- ページ数:240ページ
メンタリストDaiGoさんのおすすめの本のまとめは下記の記事を参考にしてください。
>>【おすすめ!】メンタリストDaiGoの本3選
「知識を操る超読書術」の要約
どのようにしたら読んだ本の内容を役に立てることができるのか?
「知識を操る超読書術」には、その問いに対する答えが書いてあります。
結論、知識を操る読書のサイクルを回すことで読んだ本の内容を役に立てることができます。
サイクルは以下の3つ。
- 本を読む準備をする
- 本の読み方を知る
- 本から得た知識をアウトプットする
本書は最初に多くの人が陥りがちな読書に対する誤解を紹介しています。
その後にこの読書のサイクルを紹介する以下の3部構成になっています。
- 読書の準備の仕方
- 効果的な本の読み方
- 読んだ本の役の立て方
読書に対する誤解
重要なのは良い本を探すことでも、速く読むことでも、たくさん読むことでもなく、「自分の欲しい知識が得られるか」どうかです。
そして、自分の欲しい知識が得られるのであれば1冊の本をすべて読む必要はありません。
オススメの読み方はスキミング。
スキミングとは、自分に必要だと思う箇所をピックアップして読んでいく手法です。
間違った方法で読書をしていると、いくら読んでも内容を役に立てることができません。
読書の準備の仕方
読書において一番大切な準備は本を読む目的を明確にしておくことです。
目的を明確にしておくことは、前述したスキミングをするためにも重要です。
「本に線を引き、ドッグイヤーをいくつも作り、ここが大事だと読み込んだものの、しばらくすると線を引いた箇所についても記憶から抜けてしまう」
「知識を操る超読書術」 メンタリストDaiGo
上記のように色々工夫して本を読んでいるけれど、すぐに忘れてしまうというのは結構あるあるではないでしょうか?
忘れてしまうのは本を読む目的が明確になっていないからです。
目的を明確にしておけば、本を読んでいる途中で意欲を失ってしまっても、目的を思い出すことで集中力を復活させることができます。
効果的な本の読み方
効果的に本を読むためには、能動的に本を読み進めることが大切です。
ただ文章を読むだけの受け身の姿勢では内容の理解度が高まりません。
受け身の読書を脱却するために、以下のような作業を読む前、読みながら、読んだ後に行います。
- 本のタイトルや目次からどのようなことが書かれているか予測してから読む
- 本の内容の図解を作ってみる
- 自分の経験や感情と本の内容をリンクさせる
- 本の各章毎に何が書かれているかをそれぞれ一言で要約する
- 本の内容に対して質問と答えを作りながら読む
このように能動的に読書をすることで本の内容の理解度を高めることができます。
読んだ本の役の立て方
読んだ本を役に立てるには、得た学びをアウトプットしながら実践することが重要です。
「6歳の子どもに説明できなければ、理解したとは言えない」
「知識を操る超読書術」 メンタリストDaiGo
この言葉は、理論物理学者アルベルト・アインシュタインの言葉です。
著者は本書でこの言葉を引用し、読書でも当てはまると述べています。
簡潔にわかりやすく人に教えるつもりで読書をすることで記憶に残り、実際に伝えたり実践することによって自分や周りの人の役に立てることができます。
「知識を操る超読書術」の感想
「知識を操る超読書術」の個人的ポイントを3点紹介します。
- 読書はビュッフェ感覚
- 目的を持った読書は辞書を引く感覚
- ハジェテペ大学の質問リストが役に立つ
読書はビュッフェ感覚
本書を読んで、読書はビュッフェに似ていると感じました。
ビュッフェで全メニューを食べようとしてもお腹がいっぱいになって途中で嫌になってしまいます。
また、好きでないメニューもあるでしょう。
自分の好きなメニュー、つまり、自分の得たい知識が書いてある部分だけを選ぶことが満足度を高めます。
ビュッフェが食べ放題であるように、本も読み放題だとさらに満足度を高めてくれます。
そこでオススメなのが、本書でも紹介されていたKindle Unlimitedです。
Kindle Unlimitedなら読み放題なので読み捨ても抵抗なくでき、気軽にスキミングができます。
目的を持った読書は辞書を引く感覚
ある単語を辞書で引いて意味を調べようと思ったとき、単語が分からなければ当然辞書を引くことはできません。
読書も同じです。
何のために本を読むのかわかっていなければ、得られる知識はあまりありません。
本を読む目的を明確にすることの重要性が腹落ちしました。
ハジェテペ大学の質問リストが役に立つ
本書の中で、理解力を高める本の読み方のテクニックとして「しつもん」読みが紹介されています。
効果的な本の読み方のところで少し触れましたが、本の内容に対して質問と答えを作りながら読む方法です。
効果的な質問例として、ハジェテペ大学の質問リストが提示されています。
「知識を操る超読書術」 メンタリストDaiGo
- この本がテーマとしている問題定義は何か?どんな問題を提示し、どんな解決方法を提案しているのか?
- この本はどのように始まり、どのように終わったか?
- あなたはこの本から何を学びたいか?
- この本が同じジャンルの本と似ている部分、違う部分はどこだろう?
- この本はなぜ重要なのか?
- この本のタイトルは内容と合っているだろうか?あなたが本のタイトルを付け直すとしたら?
- この本のキーポイントやコンセプトは何だろう?
- 本の書き出だしをチェックして、作者は読者を引き込むためにどんなトピックを展開しているか?
- 本で扱われているビジュアル要素……チャート・地図・ラベル・グラフ・写真・図解から何を学んだか?それらの要素からどんな種類の情報を得ることができたか?
- 著者は読者に対してどう考えて欲しいと思っているのだろうか?
- 人に勧めるとき、どの章のどんな情報を一番に取り上げるか?
- 作者はこの本をおもしろくするためにどのような工夫をしているだろうか?
- 作者の主張のどこに賛成できるか?その理由は何か?
- テーマを説明するために作者がどのような事例を出しているのか?興味深かった例は?
- この本を読んでいるときにどんな感覚になったか?
- この本で最も重要な一文はどれか?その理由は何か?
- 本の内容を振り返って、自分にとって一番刺さった箇所はどこか?
この質問に対して、「知識を操る超読書術」を読んだ私の答えは以下の通りです。
- 本をただ読むだけでなく、内容を自分の人生に役に立てるにはどのようにしたらよいか?→知識を操る読書のサイクルを回す
- 『知識を操る超読書術』は、どのようにしたら読んだ本の内容を役に立てることができるのか?そのための読書のサイクルを紹介し、サイクルに沿って読書の準備の仕方、効果的な本の読み方、読んだ本の役の立て方という3部構成
- 本で得た知識をわかりやすくアウトプットできる方法
- 非科学的でなく、科学的根拠のある読書術が紹介されている
- 正しい読書術を身につけられれば、今後の読書効率が大きく改善し、身に付く知識も格段に上がるため
- 合っていると思う。タイトルをつけ直すとしたら「正しい読書術」
- 読書は準備が大切
- 様々な読書術の本があるが、本書には本を人生に役立てるノウハウが詰まってると主張
- 知識を操る読書のサイクル
- 本を読むときは、目的を明確にして読むべき
- 第1章の本から得たい知識を明確にすることが読書を成功させるための7割を占める
- 読書術に関連する雑学を各章の終わりにコラムとして掲載している
- 速読は眉唾。実際自分も速読法を試してみたがまったく内容が頭に入らなかった
- 「本に線を引き、ドッグイヤーをいくつも作り、ここが大事だと読み込んだものの、しばらくすると線を引いた箇所についても記憶から抜けてしまう」これはあるある
- 全部読む必要はなく、知りたいところだけを読んでいけば良いということがわかり、どんどん色んな本を読みたいという感覚になった
- 「結論から言うと、本から得た知識をアウトプットできるかどうかは、1つ目の「本を読む準備」をしているかどうかで7割決まります。」本を読む準備をせずに読み始めてしまうと読んだ時間が無駄になってしまうから
- 「しつもん」読みの箇所。インプットに対してアウトプットを挟むことが理解力と記憶力を圧倒的に高めてくれる
「しつもん」読みをすることで、本の内容の理解度が増し、得た知識をアウトプットしやすくなりました。
まさに私が本書に求めていた目的です。
今後もハジェテペ大学の質問リストは活用していきたいと思います。
まとめ:「知識を操る超読書術」で読書の質を高めよう!
「知識を操る超読書術」の要約と感想でした。
読書の質を高めるためには、以下の読書のサイクルを回すことが大切です。
- 本を読む準備をする
- 本の読み方を知る
- 本から得た知識をアウトプットする
ここまで読んでくださった方はお気づきだと思いますが、この記事は「知識を操る超読書術」で得た知識を活用して作成しています。
本書には、より具体的に詳しく読書のサイクルを回すためのテクニックが載っています。
読書の質を高めて人生の役に立てたい方はぜひ読んでみてください。
「知識を操る超読書術」はオーディオブック配信サービスのaudibleで聴くこともできます。
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