川村元気といえば、映画プロデューサーのイメージが強い人が多いのではないのでしょうか?
映画はもちろんですが、小説家としての実績も大きく、素敵な作品を世に多く生み出しています。
今回は私が今まで読んできた川村元気の本の中からオススメを3冊紹介します。
映画だけでなく、本も読んでみようと思っている方は、ぜひ下記の3冊から読み始めてみてください。
川村元気のプロフィール
川村元気は映画プロデューサー・映画監督・小説家です。
上智大学文学部新聞学科を卒業後、東宝株式会社に入社。
映画プロデューサー
映画プロデューサーとして数々のヒット作を手がけており、その才能は映画業界で広く認められています。
2011年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。
代表作として、『君の名は。』があります。
新海誠監督と共に制作し、国内外で大きな成功を収めました。
小説家
2012年に小説家としてもデビュー。
デビュー作であり、代表作でもある『世界から猫が消えたなら』は大きな話題となり、21カ国で出版され、全世界累計200万部を記録しました。
その後も発売された小説は、本屋大賞に2回ノミネートされたり、映画化された作品も多数あり小説家としても大きな実績を残しています。
川村元気のオススメの本
ここでは、私が今まで読んだ川村元気の小説の中でオススメの本を3冊紹介します。
どの本を読もうか迷っている方はぜひ参考にしてください。
世界から猫が消えたなら
愛猫と二人暮らしの余命わずかの僕。
そんな僕の前に現れた悪魔(アロハ)。
僕にアロハは取引を持ちかける。
「世界から一つだけ何かを消す代わりに、一日の命を得ることができる」
取引に応じて様々なものを消すごとに一日命が延びた。
アロハは次に世界から猫を消すことを告げる。
それを聞いた僕は……。
コメディタッチですが、本当に大切なことに気づかせてくれる作品です。
「世界から猫が消えたなら」の感想についてはこちらの記事を参考にしてください。
→【あらすじと感想】小説「世界から猫が消えたなら」|川村元気
四月になれば彼女は
「なぜ、突然手紙を書いてきたのだろうか?」
弥生との結婚式の準備中、藤代のもとに9年ぶりにハルから手紙が届く。
藤代は本当に弥生のことを愛しているのかと感じていた。
そもそも人を愛するとは?
藤代が本当の愛に気づくまでのストーリー。
失うことによって本当に大切なことに気づく、感動的な大人の恋愛小説です。
「四月になれば彼女は」の感想についてはこちらの記事を参考にしてください。
億男
3,000万円の借金があった一男の弟は妻と子を残して消えてしまった。
そのことを知った一男は借金を肩代わりして、昼夜働き借金返済の日々を送る。
そんな中、一男は宝くじで3億円を当てる。
しかし、いきなり莫大なお金を手入れた一男はお金の使い方がわからず戸惑い、親友の九十九に相談する。
口座に入れずに全額現金にするべきという返答を受け、後日、3億円持って九十九の家に行く。
九十九の家でどんちゃん騒ぎをした翌日、起きると九十九は3億円と共にいなくなっていた。
なぜ九十九はいなくなってしまったのか。
一男は九十九と3億円を見つけることができるのか。
お金と幸せについて考えさせられる小説です。
「億男」の感想についてはこちらの記事を参考にしてください。
→【あらすじと感想】小説「億男」|川村元気【お金と幸せの答えとは?】
川村元気の本の共通点
私が川村元気の本を読んでいて感じたのは、下記の共通点があるということでした。
- 自分の価値観について考えさせられる
- 失ったものは取り戻せるかは分からないけれど、取り戻そうとすることができる
描かれているものは、人生や恋愛やお金などそれぞれの作品で違いますが、根底にあるテーマにはどの作品にも上記のようなものがあると感じました。
「価値観」や「やり直す」のようなキーワードに引っかかる方は、ぜひ川村元気の本を読んでみてください。
まとめ
川村元気のオススメの本を3冊紹介しました。
気になった本があった方はぜひ読んでみてください。
単に良い作品だったというだけでなく、きっと現実世界での生き方にも影響を与えてくれます。
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