【レビュー】店長がバカすぎて|早見和真

【レビュー】店長がバカすぎて|早見和真 小説

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このような人にオススメの本
  • 小説を読んで笑いたい人
  • 読書が苦手な人
  • 接客業をしている人
  • ミステリー要素がある作品が好きな人

この記事では小説「店長がバカすぎて」のレビューを書いています。

taku
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「店長がバカすぎて」の書籍情報

  • 著者:早見和真
  • 出版社:角川春樹事務所
  • 発売日:2019/7/13
  • ページ数:296ページ
  • 2020年本屋大賞ノミネート作

「店長がバカすぎて」のあらすじ

店長の山本猛は実は切れ者なのか、それともやはりただのバカなのか……。

主要な登場人物

谷原京子

  • この物語の主人公
  • 28歳、独身
  • 武蔵野書店で働く契約社員
  • 感情豊か
  • ちょいちょい毒を吐く

山本猛

  • 武蔵野書店の店長
  • 鈍感力がずば抜けている

舞台は、吉祥寺にある書店。

ここの契約社員として働く谷原京子が、店長の山本猛に日々翻弄される姿を描いたストーリー。

いわゆる、空気がまったく読めないタイプである店長に谷原京子はいつもイライラしていた。

しかし、そのような店長に救われることもあり気持ちに変化が生まれていく。

そして、店長は抜けているように見えるが、実はすべて演技なのではないかという場面に出くわす。

店長の正体とは一体……。

「店長がバカすぎて」のレビュー

「店長がバカすぎて」は、私が今まで読んできた中でもっとも笑った小説でした。

主要な登場人物以外にも個性豊かなキャラクターがたくさんいて、まったく飽きずに読めました。

以下、この小説の個人的ポイントを4点解説します。

声を出して笑ってしまうくらい面白い

谷原京子はよく毒づきます。

この毒づきが絶妙でしょっちゅう声を出して笑ってしまいました。

ただただ軽蔑の目を磯田さんに向けて、私はため息を押し殺す。

「それ本気で言ってる?」

ようやく絞り出した言葉に、磯田さんは「だって〜」としなをつくる。

「だって〜じゃねえぞこのクソガキ、そんなキャラじゃないだろ!」という叫び声を懸命に飲み込んで、私は笑みを取り繕った。

「店長がバカすぎて」 早見和真

心の声だけれど、口が悪すぎます(笑)

また、感情豊かな谷原京子。

店長にキレたときの描写が強烈です。

白目を剥いて、「もう辞めてやる」と繰り返しながら店長の両目を潰そうとしている自分の絵があまりにも不気味で何も言うことができなかった。

「店長がバカすぎて」 早見和真

周りに誰もいないところで読むことをオススメします。

サクッと読める

とにかく面白いのであっという間に読み終わります。

ページ数も300ページないので、サクッと読めます。

内容もページ数も軽めなので、読書が苦手な人にもオススメです。

接客業あるあるに共感

書店には、厄介なお客様もやってきます。

「お客様は神様」というフレーズから、厄介なお客様3人が神様A、神様B、神様Cと称されて登場します。

私も接客業をしているのですが、どの神様のタイプも「あるある!」と深く共感しました。

神様Aの理不尽さには、わかりすぎて笑いました。

ミステリー要素がある

物語後半にかけてミステリーの要素が出てきます。

一体どういうこと?どうなるんだろう?とドキドキワクワクする気持ちがたたみかけてきます。

ただ面白いだけでなく、このような要素を入れてくるのは粋だなと感じました。

まとめ

小説「店長がバカすぎて」のレビューでした。

面白いこと間違いなしなので、興味を持った方はぜひ読んでみてください!

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