この記事では「幸せになる勇気」の感想を書いています。
「幸せになる勇気」は「嫌われる勇気」の続編です。
「嫌われる勇気」をまだ読んでいない人はこちらの記事を参考にしてください。
次読む一冊選びの参考にしてください!
「幸せになる勇気」の書籍情報
- 著者:岸見一郎、古賀史健
- 出版社:ダイヤモンド社
- 発売日:2016/2/26
- ページ数:296ページ
- 世界累計210万部、日本国内で85万部を突破!
- オーディオブック:有り(Audible、audiobook.jp)
「幸せになる勇気」のあらすじ
哲人と別れてから3年。
青年は再び哲人の元を訪問した。
アドラー心理学を否定するために。
3年前、アドラー心理学に感化された青年は教師の職についたが、うまくいっていなかった。
訪れた青年に哲人は言います。
「あなたはアドラー心理学を正しく理解していない。アドラー心理学を知るには愛を知る必要がある」
青年と哲人の対話を通して、アドラー心理学を深く知る「嫌われる勇気」の続編。
「幸せになる勇気」の感想
「幸せになる勇気」は、自分は全然偉い人間ではないとうことを認識させられる本でした。
以下、この本の個人的ポイントを2点解説します。
教育の目標は自立
教育する立場にある人間、そして組織の運営を任されたリーダーは、常に「自立」という目標を掲げておかねばならない
「幸せになる勇気」 岸見一郎、古賀史健
カッコつけて言うと、私は仕事でチームリーダーの立場なのですが、教育の目標が「自立」というのは腑に落ちました。
つまり、教育とは自立に向けた援助ということになります。
人は「他者の指示」を仰いで生きていたほうが楽なので、自立を拒絶します。
しかし、それでは組織は成長しません。
大切なのは下記4点。
- 仕事をする目的を知ってもらい、社会の役に立てることを伝える
- 自分はやってもらう立場だと自覚し、日頃から感謝を伝える
- 仕事ができるように知識や経験を提供する
- 知識や経験を提供できるよう自己研鑽を継続する
「他者の関心事」に関心を寄せる
ただ「子どもたちの関心事」に関心を寄せるのです。あなたの目から見て、どんなに低俗な遊びであろうと、まずはそれがどんなものなのか理解しようとする。
「幸せになる勇気」 岸見一郎、古賀史健
我が子、YouTubeばかり見ています。
あまりにも長いこと見ているので、テレビを消して別のことをさせます。
子供は不服そうな顔です。
きっと今の時代、よくある光景ではないでしょうか?
あるあるですよね……
親は子供のためを思ってそうしていますが、実はこれ、「ありのままの子供」を認めておらず、子供との距離を遠ざける行為です。
そもそもこの行動は親が正しくて、子が間違っているという前提です。
勝手に判断するのではなく、子供の気持ちを理解しようとするべきです。
- 今見ているYouTubeのどのようなところが面白いのか聞く
- 一緒にYouTubeを見てみる
このとき初めて子供は、「ありのままの自分」を認められたと実感し、話を素直に聞いてくれます。
子供の気持ちを理解するためには、まず相手の関心事に関心を寄せることが重要です。
相手の関心事に関心を寄せることは、7つの習慣の第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」に通ずるところがあります。
7つの習慣についてはこちらの記事も参考にしてください。
まとめ
「幸せになる勇気」の感想でした。
今回述べた感想は、本書の一番テーマ「幸せになる勇気」のほんの一部分に過ぎません。
一冊を通して、「愛」について壮大に描かれているので興味のある方はぜひ読んでみてください。
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